「アナログ電子回路」の講義内容 |
Updated on Oct.4, 2005
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【本ページの内容一覧】
1.講義内容 | |
アナログ電子回路は音の鳴る電子機器で使われている回路です。 音の鳴る電子機器としてすぐに思い浮かぶのが、ラジオやTVかと思います。しかし、それだけではありません。携帯電話は言うまでもなく、自動販売機、電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器などでも音が鳴りますよね。逆に音の鳴らない電子機器をさがすのがたいへんでしょう! 本講義ではそのような様々な電子機器で使われている「アナログ電子回路」について 講義を行います。 そのアナログ電子回路はいったい誰が作っているのか考えたことがありますか? アナログ電子回路は電気電子工学を学んだ人達が作っています。ということは、将来、自分たちが電子回路を作ることになる可能性が高いことに・・・。 電気電子工学科では様々な職種の中から自分の好きな分野を入学後に選べることができるという特長を持っています。2年後期からは本格的に専門分野の基礎科目が開講し始めます。アナログ電子回路はその基礎科目の中の一つです。 電子回路を作る分野に自分が向いているか否かは勉強してみないことにはわかりません。ひょっとして自分が電子回路の分野に向いているかもしれません。電子回路は電気電子工学卒業生の進む道の大きな一分野でもあるので、自分の将来の道を狭めことがないよう、アナログ電子回路を受講しておくことをお薦めします。 なお、電子回路を作る道に進むには次の科目の受講が必要です。 「パルス・ディジタル回路」(3年前期開講)、 「コンピュータ回路」、「集積回路工学2」(3年後期開講)、 「アナログ演算回路工学」、「電子回路設計演習」(4年前期開講) |
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2.本講義が目指すもの | |
アナログ電子回路ではトランジスタなどの能動素子を用いた回路です。能動素子を用いた回路は電気回路と異なり、回路に対するものの考え方が異なります。 この講義では 「アナログ電子回路の見方を身につける」 ことを目標にしています。 アナログ電子回路では電気回路で学んだ内容の一応用です。一見、難しいように思われますが、実は非常に簡単です。それを本講義でわかってもらえたら目標達成です。 | |
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3.受講上の注意 |
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この講義では図や式がたくさん出てきて、板書に時間がかかります。そのため講義ノートを作製する予定ですので、購入して下さい。 アナログ電子回路はすべてに明確な意図や理由が存在します。それは教科書や専門書には書かれていません。それを本講義では中心に紹介します。 本講義で私は「なるほど、そう言うことだったのか?」と、受講生にうならせたいと思っています。そのように講義をしますので、「一つでもいいから納得するものを講義時間内で見つけようという姿勢で講義を聞く」 ようにしてください。講義が終わった後で、「なるほど、そういうことだったのか」と 思えるものが一つでもあれば、その受講スタイルで講義を受けれたことになります。 アナログ電子回路は非常に多種類の問題を作製することができます。そのため丸暗記で太刀打ちできる科目ではありません。この講義では意味もわからず丸暗記するのはやめましょう! 時々、ポイントとなるところでは、レポートを出す予定です。そこでは正解を出すのが 目的ではなく、レポート作成を通じて理解することが目的です。わからなければ、まず友達に聞きましょう! それでもわからなければ、為貞研の院生か私のところに聞きに来て下さい。 | |
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4.復習のやり方 |
自宅に帰ったら、復習してください。復習と言っても大したことでなく、 「今日学んだ箇所のノートを眺める」 ことをして下さい。ノートを眺めて、今日、どんなことを講義したのか確認してください。復習はそれだけで十分と思います。そんな簡単なことならできるでしょう! 講義の前日にも、ノートを眺めて下さい。そしてどんな内容を話したのか確認してください。 復習は毎回行ってください。予習は必要ありません。 |
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