「電子回路基礎」の受講生用ページ

( Updated on Feb. 7, 2015 )

 「電子回路基礎」(2年生対象)の講義概要、受講生へのメッセージを本ページに掲載します.
 順次、内容を充実させていく予定ですので、時々、覗いてください。質問等がありましたらメールを送って下さい.

 
【本ページの内容一覧】
  1. 講義概要等
  2. 受講生へのコメント
  3. レポート,演習問題
  4. レポートに対する講評(H25年度)
  5. 試験対策&解答用紙Updated
  6. よくされる質問への回答
  7. ここ数年採点時に気付く点
 
 

1.講義概要等:受講前に必ず読んで下さい
 講義概要等のページへは ここ から入って下さい。

2.受講生へのコメント
 電子回路基礎は電子回路関係分野の基礎科目です。将来、自分が電気電子工学のどの分野に進むかに関係なく、基礎科目なので受講して受講してみないと、自分がその分野に向いているか向いていないかわからないので、受講しておくことをお薦めします。
 平成26年度から選択必修科目から必修科目となりました。卒業に必要な科目ですので単位取得に努力してください。
 この科目は「訳もわからず丸暗記」では単位取得はまず不可能です。「なるほどそういうことなのか」と納得するようにしてください。

3.レポート,演習問題
(注意)「レポート」公式文書」でかつ「読んで頂くもの」です。
 なぐり書き,折ったり汚したレポートの提出はありえません。
   1.丁寧な字で書くこと。
   2.折ったり汚さないこと。
      (提出するまでビニールシートに入れて持ち運ぶこと)
   3.自分のメモは書かないこと
      (提出日時・場所をレポートの余白に書いているのが多い)。
以後注意すること。なお他の科目のレポートでも同じです。

 1回目,2回目のレポートの模範解答例を,Moodleの電子回路基礎のページにアップしました。
 なお学外からは徳島大学のHPから「在学生・保護者の皆さまへ−徳島大学システムサービス一覧(学外専用)」からアクセスすることができます。
 
【出席番号】
 専門科目では学生番号でなく「出席番号」で学生を識別しています。出席番号は
   「入学年度(2桁数字)」−「学生番号の下4桁〜下2桁(3桁数字)」
です。卒業するまで出席番号は変わりません。
 電子回路基礎の掲示は「学年,クラス(A,B,Y),出席番号」で掲示しますので覚えておいてください。


4.レポートに対する講評
 他人のものの丸写しと思えるものが一部の人から提出されています。 他人の解答をそのまま写しても何の役にも立ちません。 もしそうしたのならこの講義は暗記科目ではないので、 まず単位取得は不可能です。 本試験までに自分で解き,解けるようになっておいてください。

 何度も上記4.の注意事項を通知したのに,それ以降もレポート用紙を折って提出したり,メモ書きをしたり,なぐり書きをしたレポートが提出されているのにはまいりました。
 


5.試験対策Updated

 徳島大学LMSのMoodleの電子回路基礎のページに試験を受ける上での注意事項をアップしました。またレポートの略解をそのページにアップしました。そのページをご覧下さい。

 教科書、ノートの持ち込みは不可。但し予習メモのみ持ち込み可です。(予習メモは2/6(金)の授業の最後で配布済み。欠席等で受け取っていない人は2/12 13:00まで取りに来て下さい。)

 予習メモには表面に書き,裏面には書かないこと。ワープロ打ちは禁止。必ず手書き。文字の大きさも自由だし色をつけてもOk。

 答案用紙提出時に予習メモも提出します。予習メモも採点します。なぐり書きはしないこと。下手な字でもていねいな字で書くこと。提出しなければ単位取得できません

 毎年,予習メモは他人のものを丸写ししたものを見かけられますが、他人のを丸写ししたものは試験の時にまず役に立ちません。またH24年度の電子回路の本試験で,過去問の解答を予習メモに書いた者がはじめて出現しました。予習メモの採点結果が相当なマイナス点になるのでやめた方がいいでしょう!

 予習メモを見ながら解答できるということは暗記ものでなく、理解度を調べるテストであること。その程度のことは2年生ならわかっているはず。予習メモは,試験問題を解くために覚えておかないといけないけれど,忘れるかもしれないので予習メモに書いておくという使い方を想定しています。

 過去問題とレポート問題は少なくとも解けるようになって試験を受けること。  自分で解いてわからなければまず友達に聞きましょう。教えることで理解が深まりますので,聞かれたら教えてあげましょう! また,大学は一生の友達作りの場。お互い,助け合いましょう!

 人に教えると、教えた側も理解が深まり、メリットも大きいのでぜひ教えてあげること。入試勉強だと教えたら自分が損をするかもしれません。それは大学入試のように出題範囲が非常に狭い範囲の勉強で勝負がつく場合の話です。大学以降は活躍する場が多岐に渡りますので、将来解こうとする問題が教えた人と教えられた人と一致することはまずありえません。そのため、教えて損をすることはまずありえないし,逆に教える方のメリットが非常に大きいので,教えてあげましょう!

【注意】
 定規と電卓(関数電卓でなくてよい)が試験時に必要ですので、持参してください。予習メモは答案提出時に答案とともに提出となります。そのつもりで作成してください。
 今年は補充試験は実施しない予定ですので,そのつもりで頑張ってください。

【確認項目】
 □制御電流源、制御電圧源を含む回路を解析できますか?
 □等価回路を用いて増幅回路の特性(増幅度、入力インピーダンス、
  出力インピーダンス)を求めることができますか?
 □増幅器の直流等価回路、交流等価回路が導出できますか?
 □増幅器の周波数特性とそうなる原因を説明できますか?
 □多段増幅回路の等価回路を用いた解析ができますか?
 □負帰還増幅回路の等価回路を用いた解析ができますか?
 □発振回路の発振原理を説明できますか?
 □発振回路を等価回路を用いて解析できますか?

【過去の本試験問題の略解】:  平成25年度 平成24年度  

(注)例年,試験問題の誤りを試験当日,修正しますので,略解が配布した過去の問題と少し異なるかもしれません。ご注意ください。それとあくまで略解。

   
●平成26年度中間試験の解答用紙●
 徳島大学LMSのMoodleの電子回路基礎のページの第9回目授業の資料としてアップしました。

 そのPDFファイルを両面印刷をしてください。  それに自分の解答を記入し

   1/15(木)8:50までに知能電子回路講座入口のポストに

 投函すること。締切厳守です。



6.よくされる質問への回答
  • 「試験勉強をどうすればいいですか?」との質問が多いので・・・
     満点を取りたい人は上記の項目すべて勉強しましょう!
     とりあえず単位だけ確保したい人は、上記のレポートの問題を中心に復習し,せめて過去問とレポート問題だけは完璧に解けるようにしておくことをお薦めします。
     ただ訳もわからず問題の解き方を予習メモに書きもうとしても,たぶん単位取得は難しいと思います。わからなければ友達に聞くなりして、理解するようにしましょう!
       
  • 「明日、雪が降ったら試験中止なんですか?」という素朴な質問も多いので・・・。
     工学部規則では履修の手引きにも書いてるように、午前7時に大雪警報が出ていれば午前中の授業は休講になります。その場合は試験は延期になります。


7.ここ数年採点時に気付く点
 ここ数年,答案を採点してびっくりさせられることが多くなってきました。たとえば
  • グラフをまともに描けない。
     波形を描くのに横軸が何か,縦軸が何か書いてないし,単位も書いてない。mAとμAでは1000倍値が違うのに数値だけあってたらOkと思ってる。目盛りも打っていないし・・・。そんな解答は波形が正しくてもほとんど部分点がありません。
     
  • 丸暗記。この問題がきたらこう解くと覚えています。
     問題の範囲が非常に狭い範囲に限定されている大学入試と違って,大学以降で解く問題が限定されないし,いくらでも問題は作れます。丸暗記は役に立たないので,理解するように!
     
  • 小さい字,薄い鉛筆で書いています。「答案は採点してもらうもの」と思ってないような感じがします。また途中の導出過程を説明できない人が多くいます。式だけ書いてその式の間の解き方の流れは採点者が判断しろという書き方になっています。
     上記の書き方は大学以降では受け入れられないので注意してください。自分の解いた過程が他人にわかるように書かないと正解になりません。読み取った座標すら書いてないので採点できません。
     
  • 一次関数,正弦関数のグラフが描けないのがいます。1KHzの正弦波ぐらいは描けるはずだけど。
     
  • X座標,Y座標に何を書いてるのかわかってない人もいます。座標の書き方も知らない人もいます。これって中学校の数学の範疇なんだけど・・・。
     
  • 並列回路,直列回路の電気的性質がわかってない。これって小学校の理科の内容なんだけど・・・。
     
  • 2ポート回路(「2端子対回路」と訳されているかも)が何かわかってない。身の回りの電子回路はほとんどが2ポート回路なんだけど・・・。
     
 まだ卒業まで2年はあるので,少しずつ実力を付けていきましょう!